三裂星雲 他『Unistellar社のeVscopeで天体観測』~星の庶民様の天体観測記~(2021.7.24-25)
- eVscopeについて
- 観測環境
- eVscopeで久しぶりにいろいろ観てみます!
- 三裂星雲 /Trifid Nebulaを観てみる
- 野鴨星団 /Wild Duck Clusterを観てみる
- M15ぺガスス座球状星団/Great Pegasus Clusterを観てみる
- おまけ:アルタイル/Altairを観てみる
- おわりに
eVscopeについて
天文ファンの間で近頃話題に挙げられている、Unistellar社の『eVscope』。クラウドファンディングで従来の望遠鏡より100倍パワフルを謳い文句に、登場してから瞬く間に有名になりました。
この記事の読者はeVscopeが何者なのかは既にご存知だと思いますので、製品の紹介は割愛いたします。知りたい人は↓からどうぞ。
ちなみにeVscopeの注文、開梱、組み立て等の記録はこちら!ご参考までに^^
〇総合ギャラリー(eVscope)はこちら
観測環境
eVscopeで久しぶりにいろいろ観てみます!
なんだかんだ、冬以来の久しぶりの天体観測かもしれません。本日はほぼ満月のため空が明るく天体観測には向きませんが、eVscopeなのでそこらへんはあまり気にせずやっていきます!
三裂星雲 /Trifid Nebulaを観てみる
夏の天体の中でも1、2を争う有名どころ、「三裂星雲」から観ていきます!
三裂星雲(さんれつせいうん、M20、NGC 6514)はいて座にある散光星雲。星雲が3つの部分に裂けて見えるところから三裂星雲と呼ばれている。ただし、実際に星雲が3つに分割されているわけではなく、M20の輝いて見える散光星雲の手前に位置する暗黒星雲の姿により、後ろの散光星雲が3つに分割されているように見えている。
引用元:ウィキペディア
いて座に位置しています。※下図の赤丸の位置。
実際に導入してみます。
↓は導入後エンハンストビジョンをかけて、6分,13分程度露光した様子です。調整なしでは青色部分までは観えませんね。
13分露光した画像を調整したのが以下です。強調すると若干ではありますが青色部分が浮き出てきました。
野鴨星団 /Wild Duck Clusterを観てみる
続いて、たて座のM11野鴨星団を観てみます。
M11 (NGC 6705) は、たて座にある散開星団。散開星団の中ではかなり星が多く、コンパクトに密集した天体である。鴨が群れている様子に似ているとして、英語では Wild Duck Cluster と呼ばれる。日本語でもこれを訳して野鴨星団と呼ばれる。
引用元:ウィキペディア
上述の通り、たて座に位置しています。※下図の赤丸の位置。
実際に導入してみます。
↓は導入後エンハンストビジョンをかけて2分程度露出した様子です。散開星団にしては星が密集していますね。
さらにアプリで適当に調整したのが以下です。
M15ぺガスス座球状星団/Great Pegasus Clusterを観てみる
続いて、ぺガスス座の「M15球状星団」にトライします。
M15(NGC 7078)はペガスス座にある球状星団。ペガスス座の顔を形作っているθ星とε星を結んでε星の方向に伸ばした線上にある。双眼鏡等では、すぐ隣の6等星と並んでいるぼやっとした光芒がわかるので比較的探しやすい。
引用元:ウィキペディア
上述の通り、ぺガスス座に位置しています。※下図の赤丸の位置。
実際に導入してみます。
↓は導入後エンハンストビジョンをかけてからの露光時間ごとの比較です。
露光時間240秒のものを少しアプリで調整して、完成です。中心からずれているのは気にしない・・・(;^_^A
もうちょっと微調整できれば良いのですが・・・。
おまけ:アルタイル/Altairを観てみる
最後にピント調整として導入したわし座のアルタイルをのっけておきます。
アルタイル(英: Altair)もしくはわし座α星(英語: Alpha Aquilae)は、わし座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。
引用元:ウィキペディア
上述の通り、わし座の1等星です。※下図の赤丸の位置。
↓が撮影後少々調整した写真です。まばゆいばかりに輝いていますね。
おわりに
今日はここまで!まだまだ見たい天体がたくさんあるので、楽しみです^^/
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^♪
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筆者:星の庶民様