木星と土星が大接近!グレートコンジャンクション 他を観てみた 『Unistellar社のeVscopeで天体観測』~星の庶民様の天体観測記~(2020.12.26)
eVscopeについて
天文ファンの間で近頃話題に挙げられている、Unistellar社の『eVscope』。クラウドファンディングで従来の望遠鏡より100倍パワフルを謳い文句に、登場してから瞬く間に有名になりました。
この記事の読者はeVscopeが何者なのかは既にご存知だと思いますので、製品の紹介は割愛いたします。知りたい人は↓からどうぞ。
ちなみにeVscopeの注文、開梱、組み立て等の記録はこちら!ご参考までに^^
〇総合ギャラリー(eVscope)はこちら
観測環境
eVscopeでレアイベントを狙う!
今日は月齢的に満月に近く、天体観測には向かないのですが、レアイベントである『グレートコンジャンクション』を観るためにeVscopeを設置。同視野内に収めることができるか・・・?
グレートコンジャンクションとは
コンジャンクション(Conjunction)というのは、直訳すると「結合」とか「合同」を意味する言葉です。天文学的には「合」(ある2天体がほぼ同じ位置に来ること)を指します。
グレートコンジャンクションは木星と土星が大接近する現象です。そもそも木星と土星は約20年ごとに接近を繰り返すそうなのですが、2020年の大接近ほど近づくのは約400年ぶりとのことです。次に同じくらい近づくのは約60年後というのですから、この機会は逃せません。
あまり詳しくありませんが、星占いの世界でも重要な現象のようですね。
グレートコンジャンクションを観てみる
実際に導入してみます。
木星を基準に導入し、あとは鏡筒を動かして土星が入るように調整します。
↓がその画像です。なんとか同一視野に収めることができました。惑星なのでエンハンストビジョンはかけず、露光時間等を手動で調整します。暗い土星の方に合わせたので、木星は白飛びしています。土星はぎりぎり輪っかが分かりますね。
また60年後によぼよぼの身体に鞭打って、グレートコンジャンクションを観れたらなぁ。宇宙ってスケールが大きい。
おまけ
海王星/Neptuneを観てみる
まだ観たことが無かった海王星にチャレンジします。太陽系では一番遠くに位置していることから、惑星の中では難易度が高く、都会からは導入するだけでも一苦労ですが、そこはeVscopeならなんのその。問題はどこまで見えるかですね。点にしか写らないかな・・・。
海王星(かいおうせい、英語: Neptune)は、太陽系の第8惑星で、太陽系の惑星の中では一番外側を公転している。直径は4番目、質量は3番目に大きく、地球の17倍の質量を持ち、太陽系のガス惑星としては最も密度が高い。海王星は組成が類似し直径がやや大きい天王星の質量(地球の15倍)よりもわずかに大きい。
引用元:ウィキペディア
実際に導入してみます。
あまり期待していなかったのですが、なんときれいな青色の球体であることが認識できました!これは嬉しい。東京の光害地からでも海王星が観れた!
※ライブビューを拡大表示し、スクショしています。
おわりに
今日はここまで!まだまだ見たい天体がたくさんあるので、楽しみです^^/
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^♪
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筆者:星の庶民様