こと座の環状星雲 他『Unistellar社のeVscopeで天体観測』~星の庶民様の天体観測記~(2021.2.11)
- eVscopeについて
- 観測環境
- eVscopeでいろいろ観てみます!
- こと座環状星雲 /Ring Nebulaを観てみる
- M106渦巻銀河&NGC4248をセットで観てみる
- M65&M66銀河をセットで観てみる
- おわりに
eVscopeについて
天文ファンの間で近頃話題に挙げられている、Unistellar社の『eVscope』。クラウドファンディングで従来の望遠鏡より100倍パワフルを謳い文句に、登場してから瞬く間に有名になりました。
この記事の読者はeVscopeが何者なのかは既にご存知だと思いますので、製品の紹介は割愛いたします。知りたい人は↓からどうぞ。
ちなみにeVscopeの注文、開梱、組み立て等の記録はこちら!ご参考までに^^
〇総合ギャラリー(eVscope)はこちら
観測環境
eVscopeでいろいろ観てみます!
本日は風が強く天体観測には向かないのですが、月がほぼ新月で空が暗いのでチャンスと思い、eVscopeを出しました。ちなみにeVscopeは風が強く鏡筒が揺れると、自動で露光が止まってしまいます。ですので月よりも風のほうが重要です。
こと座環状星雲 /Ring Nebulaを観てみる
きっと誰もが一度は観てみたいと思うこの環状星雲ですが、eVscopeがあれば気軽に観ることができます。筆者も子供のころからいつか観てみたいと思っていましたので、こんな日が来てくれて本当にうれしい限りです!
環状星雲(Ring Nebula 、M57、NGC 6720)はこと座にある惑星状星雲である。地球からの距離は約2,300光年。リング状の特徴的な姿をしており、惑星状星雲の中では最も有名な天体の一つで、「リング星雲」「ドーナツ星雲」の別名がある。惑星状星雲としては亜鈴状星雲 (M27) に次いで発見された。
引用元:ウィキペディア
こと座に位置しています。※下図の赤丸の位置。
実際に導入してみます。
導入直後が以下です。この時点ですでに星雲があることが確認できます。
↓は導入後エンハンストビジョンをかけて、116秒,300秒程度露光した様子です。露光時間を増やした方が色が鮮やかに写っているのが分かります。
300秒露光した画像を調整したのが以下です。
M106渦巻銀河&NGC4248をセットで観てみる
続いて、りょうけん座の渦巻銀河を狙いつつ、すぐ近くにあるNGC4248不規則銀河も一緒に捉えてみようと思います。
M106(NGC 4258)はりょうけん座にある渦巻銀河である。
引用元:ウィキペディア
NGC 4248である不規則銀河のハッブルタイプ広範囲でのIBM星形成の猟犬の星座に北の空。天の川から2400万光年、全体で約2万光年と推定されています。メシエ106と一緒になって、銀河ペアHolm 363を形成し、NGC 4258グループ(LGG 290)のメンバーと見なされます。
※日本語自動翻訳
引用元:ウィキペディア
上述の通り、りょうけん座に位置しています。※下図の赤丸の位置。
実際に導入してみます。
↓は導入後エンハンストビジョンをかけて5分程度露出した様子です。きちんと腕が写っていますね。
NGC4248は↓の赤丸で囲ったところです。かすかに棒状の雲のようなものが写っていることが分かります。それにしてもこんな都会からよく写るなぁ・・・(感心)
さらにアプリで適当に調整したのが以下です。
M65&M66銀河をセットで観てみる
続いて、NGC3628も合わせて『しし座の三つ子銀河』と呼ばれる銀河を観てみたいと思います。ただし、NGC3628は画角に入らず、またコンディションがあまりよくなくほとんど写らなかったので、今日はM65とM66だけをセットで捉えたいと思います。三つ子を同時に撮るのは、またいつかトライしてみたいと思います!
M65はM66やNGC 3628と非常に接近して見え「しし座の三つ子銀河 (Leo Triplett)」とも呼ばれている。3つの銀河はいずれも、しし座銀河群に属している。
引用元:ウィキペディア
M65やNGC 3628と非常に接近して見え「しし座の三つ子銀河 (Leo Triplett)」とも呼ばれている。3つの銀河はいずれもしし座銀河群に属している。M66は一般的な渦巻銀河と異なりいびつな形をしている。2本の腕は非対称な形に変形し、銀河の核も銀河全体の中心から外れた位置にある。
引用元:ウィキペディア
上述の通り、しし座に位置しています。※下図の赤丸の位置。
実際に導入してみます。
こちらは導入後エンハンストビジョンをかけて約3分程度露出した様子の比較です。同視野の中に二つの銀河が収まってくれました。(M65:右下 / M66:左上)
これを少しアプリで調整して、完成です。
おわりに
今日はここまで!まだまだ見たい天体がたくさんあるので、楽しみです^^/
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^♪
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筆者:星の庶民様