星の庶民様の天体観測記

ゆるりと天体観測。

こと座の環状星雲 他『Unistellar社のeVscopeで天体観測』~星の庶民様の天体観測記~(2021.2.11)

f:id:ikibito:20211105195506j:plain

 

eVscopeについて

天文ファンの間で近頃話題に挙げられている、Unistellar社の『eVscope』。クラウドファンディングで従来の望遠鏡より100倍パワフルを謳い文句に、登場してから瞬く間に有名になりました。

 

この記事の読者はeVscopeが何者なのかは既にご存知だと思いますので、製品の紹介は割愛いたします。知りたい人は↓からどうぞ。

camp-fire.jp

unistellaroptics.com

 

ちなみにeVscopeの注文、開梱、組み立て等の記録はこちら!ご参考までに^^

hoshisyomi.ikibito.info

hoshisyomi.ikibito.info

hoshisyomi.ikibito.info

 

〇総合ギャラリー(eVscope)はこちら

天体写真ギャラリー(星座による分類)

天体写真ギャラリー(天体カタログによる分類)

天体写真ギャラリー(惑星・恒星 他)

 

観測環境

日時  2021.2.11
場所  八王子中心街から徒歩圏内
気温  約1℃
 風あり
月齢  28.9(ほぼ新月

 

eVscopeでいろいろ観てみます!

本日は風が強く天体観測には向かないのですが、月がほぼ新月で空が暗いのでチャンスと思い、eVscopeを出しました。ちなみにeVscopeは風が強く鏡筒が揺れると、自動で露光が止まってしまいます。ですので月よりも風のほうが重要です。

 

こと座環状星雲 /Ring Nebulaを観てみる

きっと誰もが一度は観てみたいと思うこの環状星雲ですが、eVscopeがあれば気軽に観ることができます。筆者も子供のころからいつか観てみたいと思っていましたので、こんな日が来てくれて本当にうれしい限りです!

環状星雲(Ring Nebula 、M57、NGC 6720)はこと座にある惑星状星雲である。地球からの距離は約2,300光年。リング状の特徴的な姿をしており、惑星状星雲の中では最も有名な天体の一つで、「リング星雲」「ドーナツ星雲」の別名がある。惑星状星雲としては亜鈴状星雲 (M27) に次いで発見された。

引用元:ウィキペディア 

 

こと座に位置しています。※下図の赤丸の位置。

f:id:ikibito:20211231150234p:plain

 

実際に導入してみます。

導入直後が以下です。この時点ですでに星雲があることが確認できます。

f:id:ikibito:20211231150414p:plain

 

↓は導入後エンハンストビジョンをかけて、116秒,300秒程度露光した様子です。露光時間を増やした方が色が鮮やかに写っているのが分かります。

f:id:ikibito:20211231150832p:plain

 

300秒露光した画像を調整したのが以下です。

f:id:ikibito:20211231150928j:plain

 

M106渦巻銀河&NGC4248をセットで観てみる

続いて、りょうけん座の渦巻銀河を狙いつつ、すぐ近くにあるNGC4248不規則銀河も一緒に捉えてみようと思います。

M106(NGC 4258)はりょうけん座にある渦巻銀河である。

引用元:ウィキペディア 

NGC 4248である不規則銀河のハッブルタイプ広範囲でのIBM星形成の猟犬の星座に北の空。天の川から2400万光年、全体で約2万光年と推定されています。メシエ106と一緒になって、銀河ペアHolm 363を形成し、NGC 4258グループ(LGG 290)のメンバーと見なされます。

※日本語自動翻訳

引用元:ウィキペディア 

 

上述の通り、りょうけん座に位置しています。※下図の赤丸の位置。

f:id:ikibito:20211231152032p:plain

 

実際に導入してみます。

↓は導入後エンハンストビジョンをかけて5分程度露出した様子です。きちんと腕が写っていますね。

f:id:ikibito:20211231152212p:plain

 

NGC4248は↓の赤丸で囲ったところです。かすかに棒状の雲のようなものが写っていることが分かります。それにしてもこんな都会からよく写るなぁ・・・(感心)

f:id:ikibito:20211231154915p:plain

 

さらにアプリで適当に調整したのが以下です。

f:id:ikibito:20211231152720j:plain

 

M65&M66銀河をセットで観てみる

続いて、NGC3628も合わせて『しし座の三つ子銀河』と呼ばれる銀河を観てみたいと思います。ただし、NGC3628は画角に入らず、またコンディションがあまりよくなくほとんど写らなかったので、今日はM65とM66だけをセットで捉えたいと思います。三つ子を同時に撮るのは、またいつかトライしてみたいと思います!

M65はM66やNGC 3628と非常に接近して見え「しし座の三つ子銀河 (Leo Triplett)」とも呼ばれている。3つの銀河はいずれも、しし座銀河群に属している。

引用元:ウィキペディア 

M65やNGC 3628と非常に接近して見え「しし座の三つ子銀河 (Leo Triplett)」とも呼ばれている。3つの銀河はいずれもしし座銀河群に属している。M66は一般的な渦巻銀河と異なりいびつな形をしている。2本の腕は非対称な形に変形し、銀河の核も銀河全体の中心から外れた位置にある。

引用元:ウィキペディア 

 

上述の通り、しし座に位置しています。※下図の赤丸の位置。

f:id:ikibito:20211231160706p:plain f:id:ikibito:20211231160728p:plain

 

実際に導入してみます。

こちらは導入後エンハンストビジョンをかけて約3分程度露出した様子の比較です。同視野の中に二つの銀河が収まってくれました。(M65:右下 / M66:左上)

f:id:ikibito:20211231161936p:plain

 

これを少しアプリで調整して、完成です。

f:id:ikibito:20211231162129j:plain

 

おわりに

今日はここまで!まだまだ見たい天体がたくさんあるので、楽しみです^^/

ここまで読んでいただきありがとうございました(^^♪

↓ぜひTwitterのフォローもよろしくお願いします!

筆者:星の庶民様

Twitter

twitter.com