さんかく座銀河を狙う!!Unistellar社のeVscopeで天体観測☆~星の庶民様の天体観測記~(2020.11.21)
eVscopeについて
天文ファンの間で近頃話題に挙げられている、Unistellar社の『eVscope』。クラウドファンディングで従来の望遠鏡より100倍パワフルを謳い文句に、登場してから瞬く間に有名になりました。
この記事の読者はeVscopeが何者なのかは既にご存知だと思いますので、製品の紹介は割愛いたします。知りたい人は↓からどうぞ。
ちなみにeVscopeの注文、開梱、組み立て等の記録はこちら!ご参考までに^^
観測環境
M33 さんかく座銀河を観てみる
約10日ぶりの天体観測。eVscopeは強力な画処理が強みですから、ちょっとくらい月が出ていて明るくても気にならない!天気さえよければあまり気にせず気軽に天体観測が出来るのはとってもありがたいことです^^//
今回は、M33(NGC598) さんかく座銀河(Triangulum Galaxy)を狙います!
さんかく座銀河(さんかくざぎんが、M33, NGC 598)は、さんかく座に位置する渦巻銀河。天の川銀河、アンドロメダ銀河 (M31) とともに、局所銀河群を構成する主要な銀河の一つである。
その名の通り、秋の星座のさんかく座に位置しています。
さんかく座なんて都会からでは肉眼で見つけることはほぼ不可能、それがワンタップで一発で導入してくれるんですから、本当に楽させてもらっています。
早速エンハンストビジョンを実行。露光時間で順に並べてみます。
次にエンハンストビジョン24秒と23分の比較です。
露光時間を長くすればノイズが低減され、明らかに見え方が改善されていることが分かります。
ただし、長ければよいということでもなく、長くすればそれだけ風によるブレや光害の影響など、外部ノイズが蓄積されていきます。
それでは最終的に少しだけ画像を調整して、出来上がったのがこちらです。
渦を巻いているのが観察できます。今後もっと良い環境でトライして、より良い写真が撮れたらと思います!
NGC891銀河を観てみる
さて、次はNGC891を観てみます。
NGC 891(Caldwell 23)は、アンドロメダ座の方角に地球から約3000万光年の距離にある非棒状渦巻銀河である。1784年10月6日にウィリアム・ハーシェルが発見した。この銀河は、おとめ座超銀河団にあるNGC 1023銀河群を構成する銀河である。
アンドロメダ座と言えば、アンドロメダ銀河が有名ですが、NGC891も見ごたえのある銀河です。中央の塵の帯が特徴的です。
エンハンストビジョンをかけて、2分露光したのがこちら。(寒くてちょっと手抜き笑)
十分銀河であることが分かります。
これを携帯アプリでちゃちゃっと補正したのが以下です。本当は20分くらい露光したほうが良いのですが・・・。2分だとまだまだノイズが目立ちます。
またの機会にじっくりトライしたいと思います!
おわりに
今日はここまで!まだまだ見たい天体がたくさんあるので、楽しみです^^/
ここまで読んでいただきありがとうございました(^^♪
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筆者:星の庶民様